クイズマジックアカデミー賢者の扉

というわけで、今月15日から稼働開始となったQMAの最新作をプレイしてきました。前作「8」から筐体を一新し、さらにナンバリングが外されて「賢者の扉」というサブタイトルが付いて、まさに新たな船出となったQMAシリーズ。実際のところどんな感じだったのか、果てさて。

とりあえず新筐体画面でけぇ!!

ぶっちゃけ問題数が過去最高数とか、新たな問題形式が増えましたとか、組システムが変わりましたとか、どんな新要素を謳おうともQMAってゲームはやること何も変わらないんですよね。「クイズに答えて正答率を競い、トーナメントを勝ち抜く」、これは2003年から稼働した第一作から変わることのない大原則です。本作「賢者の扉」でもそこは当然守られていて、何かとんでもない変化が起こったということはありません。ただ、一般人的には至極どうでもいいことでもゲーマー的には見逃せない大きな変化がありました。そう、筐体が変わったのです!(大事なことなので二度目)

画面でかい!そして画像には写ってないけどこの上にさらにサブモニターがある!用途不明!電力会社が各社次々と値上げを発表し世間的にも節電が叫ばれている現代社会の風潮に、真っ向から喧嘩売ったかのような設計思想!すごい、コナミすごい!

まあ割とマジでサブモニターに関してはコナミ自身も使い方がまだ模索中なのか有効的な使用方法がなされているとは思えませんでしたが、メインモニターに関しては本当に大きく感じました。15→21.5インチに拡大されたということで、実物を目の前にすると数値以上の説得力を持ってその大きさを実感できます。何となく画面全体にゆとりが生まれ、全体的な窮屈さが解消されたといった具合でしょうか。新たな遊びが提示されているかと言えばそれはノーですが、これからまた何年も使用していく筐体となればその使い方にも幅が出てくるでしょう。

やだ、感度が良くなってる…なんていやらしいモニター!

ところでこのモニター、画面がでかくなったというのが最大の変更点ですが、地味にその動作検出方式も変わっているようです。前作までが超音波方式だったのに対して、今作からは静電容量方式を採用しています。バリバリ文系の僕にタッチパネルの技術的な知識なんぞ当然あるはずもなく、いきなりドヤ顔で豆知識を披露したのにも頭がおかしくなったとかそういうことではなくてキチンと訳があります。

それは、明らかに前作よりも反応が良く感じたから、です!

○×や四択など連続タッチを必要とさせない問題形式では気付きませんでしたが、タイピングでは明らかに僕としてはあり得ない滑らかな入力が可能でした。今作から取り入れられたローマ字入力における話で、これが予想以上に感度が良くてまさに期待以上だったと言えましょう。


画像は4Gamerより↑

おそらくこれにより僕だけではなく多くのプレイヤーがタイピング系における時間短縮を可能にしたと思います。上位ランカーとしてはアドバンテージが付きにくい仕様になったかもしれませんが、彼らは彼らでこの仕様でも超絶タイプを見せてくれるはずなので問題ないでしょう多分。ちなみに小文字の「あ」とか「い」を打ちたい場合、「li」なのか「xi」なのかそこら辺の細かいところは不明です。僕自身片手で数えるくらいのプレイ回数なのであんま突っ込んだことは言えませんが、よほど妙な打ち方をしていない限り特に違和感はないかと思います。とにかくこれで、今まで苦手意識があったタイピング系も少しは善戦が期待できそうですね!無論問題が分かるのが大前提だけどな!

新出題形式「グループ分けクイズ」の登場


画像は4Gamerより↑

なかなか面白いと思います。やりようによっては一問多答並にグロい問題ができそうですが、ミノ辺りで出題される問題だと新鮮さも相まって楽しいですね。ちなみに超易問ですが、「ゲーム・おもちゃ」のジャンルでは、「ゲームボーイゲームギアポケットステーション」を「任天堂セガSCE」にグループ分けしなさい、なんてのがありました。このように選択肢の数=グループの数だったら振り分け方がある程度限定されるので楽かと思われます。問題はグループ<選択肢の場合。例えばこの問題の場合、ここにバーチャルボーイマスターシステムが追加されれば…あれ、それでも簡単そうだなw まあこの場合グループの問題ですかね。ゲームパソコンとか90年代負けハードを出していけばかなり難しくなるでしょう。

この出題形式に関しては予習でもプレイできるため、「8」で追加された早い者勝ちクイズとは違って決勝でも武器に使っていけます。結構流行りそうな予感ですが、プレイ方法としてドラッグするか左右の矢印を使うかは人によって別れそうですね!上手い人のプレイを見てみたいな。

総評

まあQMAで総評もクソもないんですけどね!とにかく筐体が変わったことにより、全体的に遊びやすくなったのは確かです。かな入力の他にローマ字入力を追加するなどかゆいところにも手が届くようになっており、ユーザビリティの向上を意識しているのが伺えます。レベルの概念が導入された新しい組システムに関してはプレイ回数が足りないため何とも言えませんが、要はレベルの近い人とマッチングしやすくなったということで良い方向に向かったと言ってもいいんじゃないでしょうか。僕自身どの辺りに落ち着くのか見当が付いていません。まあおそらくは前作通りでミノlv.4とかフェニlv.1辺りを右往左往することになるんでしょう。

ちなみに、QMAを語る上で外せないのがサウンドです。僕自身4〜8までのサントラを全て所持するほどのQMAサウンドマニアなわけですが、今作に関してはまだその善し悪しを判断できません。というのも、今作はまだまだ設置店が少ないためどうしても流行ったゲーセンに行かざるを得ず、そうなると必然的に周りの騒音のデシベル数が高まり筐体から発せられるBGMが聞こえてこないのです。さらに、今回3〜4回プレイした僕は決勝戦に一度も行くことができず決勝戦BGMをとうとう一度も聞くことができませんでした!www あぁ情けない…次回は何とか決勝戦まで進みどんなもんか身を入れて聴いてきたいと思います。

はい、こんなところですかね。概ね満足度の高い作品だったという結論でよろしいかと思います。まだまだ稼働初期のためなかなか落ち着いてプレイできませんが、皆さん譲り合ってプレイしましょうね!

個人的に評価の高い5・7のサントラアフィをペタリ。おススメです。

QUIZ MAGIC ACADEMYVII ORIGINAL SOUNDTRACK

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